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このページでは、滋賀大津近くの弁護士が「和解金」についてご説明します。
刑事事件の和解金とは
刑事事件の和解金とは
刑事事件の和解金とは、刑事事件を加害者・被害者の当事者間で解決するための金銭を言います。基本的には、刑事事件の示談金と同義です。通常は、和解の話し合いの末、和解金額が決定され、作成した和解書に基づいて支払われるケースが多いです。
和解の流れ
| 和解の話し合い | → | 和解金額の決定 | → | 和解書に基づいて支払い |
|---|
刑事事件の和解金の相場、決まり方
刑事事件の和解金には、明確な基準はありません。刑事事件の和解金の相場は、加害行為の内容・程度、被害の程度、刑事事件としての深刻さ、被害者側の被害感情など、様々な要因によって左右されます。
刑事事件の和解金は、あくまで当事者間の話し合いによって決まるというのが実情です。
| 和解金を左右する要因 | 和解金の決まり方 |
|---|---|
| 加害行為の内容・程度、被害の程度、刑事事件としての深刻さ、被害感情など | 当事者間の話し合いによって決まる |
色々な刑事事件の和解金
性犯罪の刑事事件の和解金
・大阪のライブハウス内で、女性の背後から、右手で臀部や陰部付近を触るなど、わいせつな行為をした。（示談金１００万円）
・新宿区にあるサウナで、女性の衣服の上から股間を触るなどわいせつな行為をした。（示談金５０万円）
・JR山手線の車内で女性の右背後に立ち、左手のひらで同女の右臀部付近を揉むようにして触るなどわいせつな行為をした。（示談金３０万円）
・神戸市内にある量販店の店内において、所携の撮影機器を用いて女性を(盗撮部位不詳)を盗撮した。（示談金４０万円）
・高速道路を走行中のリムジンバス内において、不特定多数が認知しうる状態で、自己の陰茎を露出し、かつ自慰行為をした。（示談金５０万円）
・都内のデリヘルで遊んだとき、ラブホに入ってプレイしていたが、興奮して本番行為をしてしまった(挿入後すぐに抜いた)ところ、デリヘル嬢が店員を呼び、店員から住所氏名等を申告させられ、１００万円をその場で支払わされた。
店員からあと１００万円を要求されている。警察はまだ介入していない。（示談金１００万円）
暴行傷害の刑事事件の和解金
・駅で老人男性とぶつかったところ相手が謝らなかったことに立腹して、ぶつかってきた男性に対し、足で数回蹴り、頭突きをするなどの暴行を加え、よって全治２週間を要する傷害を負わせた。（傷害罪 示談金５０万円）
・友人と居酒屋に行き、女性２人と意気投合し、その後カラオケへ。酩酊していたAは女２人のうち一人の女性がもう一人の女性にちょっかいを出さないようにしていたところ、その女性を力任せに移動させようとして、投げとばした。これにより、女性は左肩打撲の傷害(全治１週間)の傷を負った。（傷害罪 示談金４０万円）
・ビールを４杯飲み、酩酊状態だったAは、駅で被害男性が大声を出して、駅員にクレームをつけているように勘違いしたらしい。Aはそういうのが嫌いなので被害男性の襟を後ろからつかみ前後に数回ゆすった。告人は威嚇するつもりで被害男性のリュックを一回振った。（暴行 示談金５０万円）
・Aがファミレスで飲食後、会計の際カードが使えないと言うことで店員と揉めた。後ろに行列ができたため後ろにいた男性に先に会計をゆずったところ、Aの態度が悪いと言うことで口論に。Aが相手の胸らへんを押したところ被害者が殴り掛かかり殴り合いになった。Aの方が強かったため、被害者はうずくまってしまった。被害者は口内を切る傷害を負った。（傷害 示談金３５万円）
・Aは交際相手である女性と別れ話に激高し、「絶対わかれんぞ」と同女に申し向けながら、同女の顔面を右手甲で殴打し、続いて無言のまま同女の顎部を両手で圧迫するなどの暴行を加え、同女をベットに押し付けて、無言のまま両手で顎部を圧迫するなどの暴行を加えたものである。（暴行 示談金２０万円）
窃盗の刑事事件の和解金
・Aは、知人と共謀の上、大阪にある量販店の店内において、店員の隙をうかがい、紺色ジーパン等６点(販売価格合計約４万５千円)を窃取した。（窃盗 示談金 ４万７千円）
・Aは、空港チェックインカウンターに落ちていた財布を自分のカバンにいれ窃取した。一ヵ月後に東京空港警察から連絡があり、取り調べを受けた。その後、再度警察から取り調べを受け全て罪を認め、現金と財布を警察に渡した。（窃盗 示談金３０万円）
・大学生のAは、自分が住んでいるアパートの部屋のベランダによじ登り下着を盗んだ。部屋に戻ったがまずいと考え、再度登って下着を戻したところでVに見つかった。Aは驚いて足をすべらせ転倒した。さらに下着を捨てようと思い道路に出たところで警察に逮捕された。（示談金 ２０万円）
・Aは、スパの女子更衣室内において、他の女性客が使用していたロッカーの鍵をいずれかの方法で入手後、開錠し、ロッカー 内から女性客の所有又は管理のキャッシュカード1枚及び健康保険被保険者証1枚を窃取した。（窃盗罪 示談金 １０万円）
・Aは、バイト先の事務室内にある金庫の鍵を発見し、持ち帰った。その後、Aは、薄手のビニール手袋をつけて金庫を開け、中にあった現金数万円を盗み出し、金庫の鍵は帰宅途中の川に投げ捨てた。（窃盗罪 示談金 １４．１５８円）
